株式会社東京情報科学研究所

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製品紹介

製品紹介

(1)世界初の聴覚式 作業疲労評価システム:トーンフュージョンテスター V.D1

(2)に新製品(聴覚式体調チェッカー)を紹介しております。
[概説]

疲労(中枢神経疲労)等の新たな測定装置として、簡便かつ低価格なデジタル式装置を開発、大学・研究所等で活用実績を得られつつあります。新装置はCD式であるため、軽量かつ低価格であり、手持ちのパソコン等にインストールすることにより、簡単に測定が可能。当社は従来から、聴覚の疑似融合現象を利用して疲労等が測定可能な製品(トーン フュージョン テスター)を開発、作業疲労の研究に活用されてきましたが、アナログ式で重量があり、かつ比較的高価なものでした。CD化は、こうした欠点を克服したものです。
※タブレットやスマートフォンのアプリとしても使用可能です。
新装置は、例えば視覚のチラツキ融合現象を利用した既存のフリッカー フュージョンテスター同様、パソコン作業等による中枢神経疲労の測定が可能ですが、さらに筋肉性の疲労測定にも有効(視覚式のものよりも感度が高い)。そもそも疲労は病的なものを除き、大別して神経性の疲労と筋肉性疲労がありますが、新装置はどちらかというと後者の測定により有効であります。

[機器の構成]
ウインドウズ7以上のパソコンとヘッドホンおよび専用のCDロム(当社開発のもの)が必用です。ややうるさい環境であれば、ノイズキャンセラー付のヘッドホンをご使用ください。

図1 機器の構成 V.D1の場合



※現在お取り扱いしておりません。

図1、b、V.D2の場合
図1、b、V.D2の場合


※現在お取り扱いしておりません。

図2 テスト音の表示方法
図2 テスト音の表示方法

[装置の概要と測定方法]
本装置は大きく分けて同じ二つの短音(AおよびB) を発生させる部分と、A、Bの時間間隔を自動的に変化させる部分、A、Bの時間間隔を測定しかつ表示する部分から構成されています。被験者が時間間隔が自動的に変化するA音とB音を聞き、それらが2音かまたは1音に聞こえ始めたと判断した時にキー操作をする事により、その時の時間(T3)が表示されます。これが、求める測定値となります。この一連の捜査は血圧測定とほぼ同じか、それよりも短時間で終了します。
図2をご参照ください。
 

図3 作業別F、T値の変動率
図3 作業別F、T値の変動率

[計測例]
図3に、6kgのダンベルを持ち上げた場合、20分の歩行、および新聞を読んだ場合のトーン フュージョン テスター(T値)と、フリッカー(フュージョン)テスター(F値)のそれぞれの測定値の変動率を比較したものです。ダンベルや歩き(散歩等)の筋肉作業疲労に対するT値の変動にご注目下さい。F値より変動率が高いことが分かります。変動率とは各作業の開始時と終了時に測定したT値、F値の変動を比率で表したものです。この変動率が作業疲労の程度を表すものとします。

[その他の応用例]
例えば、パソコンに依る作業疲労の測定に応用できる、さらに歩数計と併用または一体化すれば、歩数とT値の関係が得られます。


[価格]
トーンフュージョン テスター用CD、および説明書。価格はお問い合わせください。
〔注〕トーンフュージョン テスター」は、当社の商品名です。


[参考文献]
近藤 暹著『疲労を測る』杏林書院、2007
特許 昭52-39276
   昭57-10805
 

(2)トーンフュージョンテスター V.D2(新製品) 別称:聴覚式体調チェッカーカー

測定時の体調(疲労を含む)を一度の測定で一分以内にその結果を求めることが出来るのが本製品の特徴で、
結果は色で表示します。ここで体調とは主として測定時の判断精度(能力)のことを言います。
判断精度が作業等によるストレスや疲労に関係するであろうことを前提としています。
例えば自動車の運転前の自己チェック用にも活用できます。
そのほかの労務管理にご利用ください。
スクリーニングテストに向いています。精度は70~80%位です。

本装置の特徴はネットのアプリにも使用可能なことです。
スマートフォンやタブレット端末のアプリに向いており、基本原理は前記(1)のトーンフュージョンテスターV.D1と同じですが、測定時点に得たデータを新たな方法で即時処理して結果を得ています。
本製品はアナログ式メーターの様に数値を直接指示することもできます。

【参考文献】 近藤 暹 「聴覚で疲労を計る(概説)」
       広島修道大学 健康科学研究 vol2.No2
       及び、特許を参照   
       

       


 

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